最近、まつ毛パーマの人気が再熱しています。その中でも、自宅で手軽に出来る「セルフまつ毛パーマ」を利用する人が増えており、気になっている人も多いでしょう。
ですが、自まつ毛にパーマ液を塗るという行為にさえ不安を感じますが、セルフまつ毛パーマとなると、なおさら危険性があるような…
実際のところどうなのでしょうか?
今回は、セルフまつ毛パーマに危険性があるのかについて解説します。
セルフまつ毛パーマに危険性はある?
セルフでまつ毛パーマをかけた場合、危険性は少なからずあります。
そのため、まつ毛パーマの危険性に不安を感じるようであれば、サロンで施術してもらいましょう。
美容師資格をもつサロンであれば、適切な施術を受けられるため危険性はありません。
まつ毛パーマに使用するパーマ液は安全?
まつ毛パーマに使用しているパーマ液は「化粧品登録」されているため、頭髪用パーマ液に「比べると」安全といえます。
まつ毛用パーマ液は、デリケートな目元に使用することを考慮し、刺激を抑えた薬剤で作られています。
そのため安全性を考慮し、まつ毛パーマをかける必要があります。
まつ毛パーマによる事故例
まつ毛パーマの事故で多いのが、セルフでまつ毛パーマをした場合。
事故例として、以下の内容が挙げられます。
- まつ毛が切れたり縮れたりしてしまった
- まぶたが腫れたりかぶれたりしてしまった
- 目に痛みが生じた
それでは、詳しく見てみましょう。
まつ毛が切れたり縮れたりしてしまった
まつ毛を立ち上げる際に無理に引っ張っることで、まつ毛が切れたり縮れることがあります。
また、パーマ液を塗った状態で放置しすぎるのも、まつ毛に同じようなダメージを与えてしまいます。
まぶたが腫れたりかぶれたりしてしまった
パーマ液をまぶたの根元付近まで塗ってしまうと、まぶたが腫れたりかぶれることがあります。
また前述のとおり、パーマ液を塗った後の放置時間が長かったり、アレルギー体質の人がとくに、このような事故が生じやすいようです。
目に痛みが生じた
まつ毛用パーマ液は、デリケートな目でも使えるようには作られていますが、刺激成分は含まれているため、目に入ると染みたり痛みが生じることがあります。
まつ毛パーマによる事故件数はどれくらい?
それから十年以上経ち、まつ毛パーマの技術やパーマ液の改善により、大きな事故は減っているようです。しかし、セルフまつ毛パーマによる事故は耳にすることがあります。
セルフでのまつ毛パーマには特に注意!
まつ毛パーマの中でもセルフまつ毛パーマの場合、以下の理由から特に注意が必要です。
- まぶたのコンディションが自分で判断できない
- 目を開けながら作業しなければならない
- 刺激性の高いパーマ液が使われていることが多い
それでは、詳しく見てみましょう。
まぶたのコンディションが自分で判断できない
セルフまつ毛パーマの場合、まぶたのコンディションの良し悪しを自分で判断することは難しいといえます。
一見、コンディションが良さそうに見えていても、実は炎症が起きていたり、肌質が敏感になっていることがあります。
当然、まぶたのコンディションが悪いときに施術をすることで、目に痛みを生じたり、まぶたが腫れるという事故に繋がりやすいでしょう。
目を開けながら作業しなければならない
セルフまつ毛パーマは、自身でまつ毛にパーマ液を塗布するわけですから、目を開けながら作業しなければなりません。
それにより、目にパーマ液が入りやすく危険性が高いといえるでしょう。
刺激性の高いパーマ液が使われていることが多い
セルフまつ毛パーマの場合、刺激性の高いパーマ液が使われていることが多いため、目に入ると大きなトラブルに。
サロンで使用しているまつ毛用パーマ液は、薬剤の濃度を弱めたものを使用し刺激性は低いです。
しかし、セルフまつ毛パーマのパーマ液は、自分で施術してもパーマがかかりやすいように、刺激の強い成分を使用していることが多いです。
まつ毛パーマの危険性を抑えるにはどうする?
まつ毛パーマの危険性を抑えるには、以下の点が挙げられます。
- セルフで施術するよりプロに任せる
- サロン選びも慎重に行う
それでは、詳しく見てみましょう。
セルフで施術するよりプロに任せる
前述のとおり、セルフでまつ毛パーマをかけた場合、危険性が少なからずあります。
そのため、まつ毛パーマはプロに任せたほうが、安全且つ綺麗な仕上がりになることは間違いありません。
サロン選びも慎重に行う
サロンを選ぶ際には、以下のことに注意しましょう。
- アイリストの美容師資格の有無を確認する
- サロンが美容所として届け出を出しているか確認する
- 安すぎるサロンには注意する
もう少し、詳しく見てみましょう。
アイリストの美容師資格の有無を確認する
サロンを選ぶ際には、アイリストの美容師資格の有無は必ず確認しましょう。
アイリストがまつ毛パーマを施術するには、美容師資格が必須。しかし、なかには美容師資格のない人が施術していることがあるため、注意が必要です。
サロンが美容所として届け出を出しているか確認する
まつ毛パーマをかけることは、美容師が髪を切ることと同じように、美容行為です。
美容行為をするには、美容所として届け出を出す必要があり、それをしなければ美容師法違反とし罰せられます。
安すぎるサロンには注意する
安すぎるサロンの場合、安価なパーマ液を使用していることがあります。
安価なパーマ液は、パーマがかかりやすいことに注力し、強い薬剤を配合している場合が。それは、デリケートな目にとっては危険性が高くなるため、安すぎるサロンには注意しましょう。
まつ毛パーマをするべきでないタイミング
まつ毛パーマをするべきではないタイミングは以下です。
- ものもらいや結膜炎などの症状がある
- 生理前や生理中
- 自まつ毛が痛んでいる
それでは、詳しく見てみましょう。
ものもらいや結膜炎などの症状がある
ものもらいや結膜炎などの症状がある場合には、まつ毛パーマの施術はできません。
理由としては、ものもらいや結膜炎は毛穴に炎症が起きています。その状態で、パーマ液の成分が毛穴に入り込むことで、症状を悪化させる可能性があるからです。
生理前や生理中
生理前や生理中はホルモンバランスが不安定で肌が敏感になっているため、まぶたがかぶれやすく肌トラブルを引き起こしやすい状態です。
そのため、安全にまつ毛パーマをかけたいのなら、生理前と生理中は避けましょう。
自まつ毛が痛んでいる
自まつ毛が痛んでいるときは、パーマがかかりにくいため止めておきましょう。
自まつ毛が痛んでいる状態というのは、まつ毛が乾燥していたり、キューティクルがないためパーマ液が浸透しません。それにより、カールが付きにくく持ちも悪くなるといえます。
そのため自まつ毛が痛んでいる場合、まずはまつ毛ケアをしましょう。
まつ毛用美容液を使う
まつ毛用美容液は、自まつ毛に保湿成分やハリ・コシを与える効果あり、ダメージを受けたまつ毛が回復。
また、まぶたにもまつ毛用美容液を塗ることで、健康的なまつ毛が生えてきやすい状態になります。
まつ毛パーマをして目やまつ毛に異常があったらどうする?
まつ毛パーマをして目やまつ毛に異常を感じた場合には、以下の行動をしましょう。
- 目や皮膚の異常は医療機関に相談
- まつ毛へのダメージを自宅でケア
目や皮膚の異常は医療機関に相談を
その際には、まつ毛パーマの薬剤の種類や施術方法などを、お医者さんに説明してから診察を受けるようにしましょう。
まつ毛へのダメージは自宅でケアできる?
まつ毛のダメージは自宅で以下の方法でケアしましょう。
- まつ毛に刺激を与えない
- 充分な睡眠をとる
- アイシャンプーを使う
まつ毛へのダメージを感じたときは、こすったり触るなどの刺激を与えないことが大切。また充分な睡眠をとることにより、成長ホルモンが分泌され、まつ毛の成長が促されます。
そして、ダメージを受けたまつ毛をケアするには、アイシャンプーを使い目を清潔にしましょう。
アイシャンプーを使う
アイシャンプーを使うことで目元が清潔に保たれます。
まつ毛ダメージの多くは、メイクの洗い残しや皮脂の汚れが原因。
そこで、アイシャンプーを使い目元を洗浄することにより、汚れがスッキリと落ち、健康的なまつ毛が生えやすい土台をつくることができます。
メシル(mesiru)
ロート製薬から発売されている「洗うまつ毛美容液シャンプー」という頼もしいアイテムです。
落としきれなかったアイメイクによる色素沈着や、まつ毛のダメージをケアしてくれます。
泡で出てくるタイプなので、面倒な泡立ては不要で摩擦レスというのも使いやすいポイントです。無香料・無着色なので敏感肌の方でも安心できる使い心地。粘り気の強い泡が、ラメなどの細かいアイメイクも残さずすっきり洗い上げます。
アイシャンプーリフレッシュ 95ml
メディプロダクトという日本の会社が製造しているのがこちらのアイシャンプー。推薦している眼科医も多く、効果はお墨付きです。
メントールが配合されているため、非常にスッキリした使用感で汚れを落とすだけでなく、文字通りリフレッシュにも効果的。
涙と同じ浸透圧のアルカリ性なので、初心者でも目に沁みる心配がなく使い心地は抜群です。ヒアルロン酸などの保湿成分も高配合されているので、まつ毛自体をしっかり補強したい方にもおすすめ。
セルフでまつ毛パーマをかけた場合、危険性は少なからずあります。
そのため、まつ毛パーマの危険性に不安を感じるようであれば、サロンで施術してもらいましょう。
美容師資格をもつサロンであれば、適切な施術を受けられるため危険性はありません。そして自まつ毛を普段からケアし、健康的なまつ毛やまぶたにしておくことで、まつ毛パーマによるトラブルも回避しやすくなるでしょう。