まつ毛パーマは一昔前のイメージがありますが、近年人気が高まっています。その中でも、従来のまつ毛パーマが進化した「ラッシュリフト」が、次世代まつ毛パーマとして注目されています。
しかし、それらにはどんな違いがあるのか曖昧な部分があるため、どちらを選んだらいいのかわからない人もいるでしょう。
今回は、従来のまつ毛パーマとラッシュリフトにはどんな違いがあるのか解説します。
まつ毛パーマとラッシュリフトの違い
まつ毛パーマとラッシュリフトの違いは、まつげの立ち上げ方やカールの付け方です。
まつ毛の立ち上げ方がそれぞれ違うため、仕上がり感が異なり目元の印象も変わります。
また、まつ毛パーマとラッシュリフトには、人によっては向き不向きがあるため、違いを知った上で自分に合う方を選びましょう。
それでは、それぞれの違いについて詳しく説明します。
まつ毛パーマとは
まつ毛パーマはまつげの根元付近から毛先にかけて、全体的にパーマをかける施術方法です。
また、まつ毛パーマには「ロッド式」と「ビューラー式」があり、ロッド式の方だとカールのデザインを選べます。
ロッドにはさまざまな大きさや形があるため、自然なカールを付けたり、強めのカールにし可愛らしい印象にするなど調整が可能です。
ラッシュリフトとは
ラッシュリフトは根元だけを立ち上げる施術方法です。
まつ毛パーマと大きく違うのは、毛先にはカールを付けず根元を立ち上げるだけ。イメージとしては、ビューラーで上げたような自然な仕上がりになります。
またラッシュリフトには、3つの種類があります。
- パリジェンヌラッシュリフト
- ケラチンラッシュリフト
- バービーラッシュリフト
これら全て、まつ毛の根元を立ち上げることは共通していますが、立ち上げる角度や使用している薬剤によって種類が異なります。
まつ毛パーマのメリット・デメリット
まつ毛パーマは何十年も前から存在するまつ毛美容の一つですが、現在でも多くの人が利用しています。
そんな、まつ毛パーマにもメリット・デメリットがあり、それを知ることで施術をするにあたり、イメージの相違を無くせるでしょう。
まつ毛パーマのメリット
まつ毛パーマのメリットには、以下の点が挙げられます。
- カールのデザインを選べる
- ナチュラルに仕上がる
それでは、詳しく見てみましょう。
カールのデザインを選べる
まつ毛パーマは、カールのデザインを選べるのが最大のメリットといえるでしょう。
先程も述べたように、まつ毛パーマはロッドでカールをつけます。ロッドには大小様々な形があるため、自分好みのカールデザインで施術が可能です。
また、目元が暗くなりがちな一重や奥二重でも、自分の目元に合うデザインを選ぶことで明るい印象に変えられます。
ナチュラルに仕上がる
まつ毛パーマは、自まつ毛の長さを活かしパーマをかけることでナチュラルな仕上がりになります。
自まつ毛やまぶたの状態に合うデザインを選択することで、やりすぎ感のない自然な仕上がりに。そのため年齢関係なく、どんな方でもまつ毛パーマを利用しやすいでしょう。
まつ毛パーマのデメリット
まつ毛パーマのデメリットには、以下の点が挙げられます。
- まつ毛の長さや濃さにより仕上がりに差が出る
- 自まつ毛が痛みやすい
それでは、詳しく見てみましょう。
まつ毛の長さや濃さにより仕上がりに差が出る
まつ毛パーマは自まつ毛を活かし施術するため、まつ毛の長さや濃さにより仕上がりに差が出ます。
自まつ毛が長い人であれば、満足のいくまつ毛パーマに仕上がりますが、自まつ毛が短かかったり毛量が少ない人は、まつ毛パーマを活かしきれないことも。
そのため、なかにはまつ毛パーマをかけて「イメージと違う」と不満を感じる人もいます。
自まつ毛が痛みやすい
まつ毛パーマは全体的にカールを付け、それに応じてパーマ液を塗布するため、自まつ毛が痛みやすいです。
まつ毛用パーマ液には多くの薬剤が含まれているため、塗布する範囲が広ければ広いほど自まつ毛が痛み、抜け毛や切れ毛の原因になるといえます。
ラッシュリフトのメリット・デメリット
ラッシュリフトは次世代のまつ毛パーマと言われ、近年人気を集めています。
ラッシュリフトはまつ毛パーマに比べると「安全」「まつ毛が上がりやすい」と言われていますが、それでもメリット・デメリットがあります。
ラッシュリフトのメリット
ラッシュリフトのメリットには、以下の点が挙げられます。
- カールをつけないので自まつ毛が痛みにくい
- ブライト効果で瞳が輝いて見える
- マツエクとも併用できる
それでは、詳しく見てみましょう。
カールをつけないので自まつ毛が痛みにくい
ラッシュリフトは、根元だけを立ち上げ毛先にはカールを付けないので、自まつ毛が痛みにくいです。
先程も述べたように、まつ毛パーマのように全体的にカールを付ける場合には、それに応じてパーマ液を塗布します。
しかし、ラッシュリフトは基本的に根元付近の立ち上げにパーマ液を塗布するため、自まつ毛が痛みにくいといえるでしょう。
ブライト効果で瞳が輝いて見える
まつげの根元からしっかり立ち上げることにより、白目に光が入りブライト効果で瞳が輝き綺麗に見せます。
瞳に輝きが増すことにより、顔色まで明るくし華やかな雰囲気になります。
マツエクとも併用できる
マツエクとも併用できるのが、ラッシュリフトの魅力。
ラッシュリフトは、まつ毛の根元が自然な角度で上がるため、マツエクの接着面の邪魔にならず支障なく併用できます。
そのため、ラッシュリフトだけでは自まつ毛の長さや、毛量が足りないと感じる場合は、ラッシュリフトとマツエクを併用するのがおすすめ。
ラッシュリフトのデメリット
ラッシュリフトのデメリットには、以下の点が挙げられます。
- まぶたが重いとまつ毛が立ち上がりにくい
- まつ毛が短すぎると効果が分かりにくい
それでは、詳しく見てみましょう。
まぶたが重いとまつ毛が立ち上がりにくい
まぶたが重いとまつ毛が立ち上がりにくく、ラッシュリフトの効果が得られないことがあります。
一重や奥二重の人に多い重めまぶたの場合、まつ毛がまぶたに付いてしまい、思うように立ち上がりません。
まつ毛が短すぎると効果が分かりにくい
まぶたが重い人同様にまつ毛が短すぎると、まつ毛がまぶたに押されてラッシュリフトの効果がわかりにくいです
そのため自まつ毛が短い人は、まつ毛を長くするためのケアをしましょう。そうすることで、ラッシュリフトで効果を得られやすいです。
まつ毛パーマが向いているのはこんな人
まつ毛パーマが向いているのは、以下のような人です。
- かわいらしいイメージにしたい人
- まぶたが重い人
- 自まつ毛の量や長さがある人
それでは、詳しく見てみましょう。
かわいらしいイメージにしたい人
まつ毛パーマのカールデザインはいくつかありますが、その中でもゆるいカールにすることで、まつげが自然に持ち上がり、ナチュラルでかわいらしい印象になります。
まぶたが重い人
まぶたが重くてまつ毛が上がりにくいという人でも、自分の目元に合うカールデザインを選ぶことでまつ毛がしっかり上がります。
そのため、ビューラーをかけてもまつ毛が上がりにくい人や、すぐにまつ毛が下がるという人には、まつ毛パーマが向いています。
自まつ毛の量や長さがある人
まつ毛パーマは、自まつ毛を活かしカールをかけるため、自まつ毛の量や長さがある人に向いています。
また自まつ毛が長いことで、カールデザインの選べる種類が多くなるため、理想通りのまつ毛パーマをかけられるでしょう。
ラッシュリフトが向いているのはこんな人
ラッシュリフトが向いているのは、以下のような人です。
- 瞳をぱっちりと大きく見せたい人
- まつ毛を長く見せたい人
- まぶたのたるみをリフトアップしたい人
それでは、詳しく見てみましょう。
瞳をぱっちりと大きく見せたい人
ラッシュリフトは、瞳をぱっちり大きく見せたい人におすすめ。まつ毛が根元からしっかり上がることにより、瞳に光が入り込みやすく明るい目元に。
また、まつ毛が上がることで目と眉の距離が近づき、目が大きく見える効果もあります。
まつ毛を長く見せたい人
自まつ毛をより長く見せたい人に、ラッシュリフトは向いているでしょう。
ラッシュリフトは、まつ毛の根元を上げるのみで毛先にはカールを付けません。そのため、自まつ毛の長さがそのまま立ち上がり、自まつ毛が長く見えます。
まぶたのたるみをリフトアップしたい人
まぶたのたるみが気になり、リフトアップしたい人にはラッシュリフトが最適。
ラッシュリフトは、目頭・目尻などの白目に被さりやすい細かい毛も、くまなく立ち上げることが可能。そのため、まぶたのたるみが全体的に持ち上がり、リフトアップ効果に繋がります。
見まつ毛パーマとラッシュリフト、持ちがいいのはどっち?
まつ毛パーマとラッシュリフトでは、ラッシュリフトの方が持ちがいいです。
<それぞれの持続性>
- まつ毛パーマ:3~4週間
- ラッシュリフト:4~6週間
まつ毛パーマとラッシュリフトのどちらにも言えますが、個人差やアイリストの施術レベルによって持ちは異なります。
まつ毛パーマとラッシュリフトの違いは、まつげの立ち上げ方やカールの付け方です。
<まつ毛パーマ>
- まつげ全体的にパーマをかける施術方法
- ロッドで巻くため、カールデザインを選べる
- 自まつ毛が長く、自然な目元にしたい人におすすめ
<ラッシュリフト>
- 根元だけを立ち上げ、毛先にはカールを付けない
- ビューラーでまつ毛をあげたような仕上がり感
- 自まつ毛を長く見せ、目をぱっちり大きく見せたい人におすすめ
まつ毛パーマとラッシュリフトにはこれらの違いがあり、ひとりひとりの目元によって向き不向きがあります。それぞれの違いを知った上で自分に合う方を選びましょう。