まつ毛パーマをかけると、目元がぱっちりと魅力的に見えますよね。しかしまつ毛パーマはいずれ取れてしまう以上、その効果が得られる期間にも限りがあります。
せっかくかけるのだから、できるだけ長い期間まつ毛パーマの効果を持続させたいもの。
また、施術を受ける際には、効果だけでなくデメリットも知っておかなければなりません。
そこで本記事では、まつ毛パーマの具体的な効果とその持続期間、効果を最大限長く得るポイントや、まつ毛パーマをかけることによるデメリットなどについてまとめてみました。
上向きまつ毛を長い期間楽しむためにも、ぜひ参考にしてみてくださいね。
まつ毛パーマの効果の期間
まつ毛パーマの効果が持続するのは大体3週間~4週間ほどとされています。
この期間はまつ毛パーマのデザイン性が維持され、まつ毛はくるんと上向きに。施術前のまつ毛との違いを感じやすく、その効果も分かりやすいでしょう。
また、まつ毛パーマの効果の持続期間は人によって異なります。
逆に、まつ毛の状態やデザインとの相性がよければ、より長い期間効果が持続するとも考えられます。
まつ毛パーマによって得られる効果とは
まつ毛パーマでまつ毛にカールをかけることで、具体的にはどのような効果が得られるのでしょうか。
視覚的な効果はもちろん、機能的にもさまざまな効果が考えられます。
目が大きく見える
もっとも分かりやすい効果が、目が大きく見えるということです。
まつ毛パーマをかけてまつ毛を上向きに矯正すると、目の縦幅が強調されます。目と眉の距離が縮まることで目力も増し、目を大きく印象的に見せることができるのです。
また、目尻に向かってまつ毛を流すようにカールをかければ、目の横幅を広く見せることもできます。
マツエクやつけまつ毛と違い、自まつ毛を活かした施術になるので、目を大きく見せつつもやり過ぎた印象はありません。
カールの形を選べば、よりナチュラルに仕上げることもできるでしょう。
また、まつ毛に長さがないという方でも、まつ毛パーマで下がりまつ毛が上がることで瞳に光が入るようになります。目元にまつ毛の影がかからなくなることで、目の存在感もグッと増すはずですよ。
メイクの時短になる
メイク時にビューラーを使用している人にとっては、まつ毛パーマをかけることでメイクの時短になります。
まつ毛パーマの効果が持続している間は、まつ毛は常に上を向いたままになっています。
メイクの度にビューラーでまつ毛を上げる必要もなくなるのです。
ビューラーをかけること自体はそれほど時間のかかることでもないように思えますが、朝の身支度はなにかとバタバタしがち。
ひとつの工程が省けるだけでも、心にゆとりが生まれるはずです。
まつ毛パーマは目頭や目尻のまつ毛にもキレイにカールをかけられるので、ビューラーより自然に仕上がることも大きなメリットと言えますね。
また、まつ毛の長さやまつ毛パーマのデザインによっては、マスカラすら不要になるほどまつ毛に存在感を出せることも。
マスカラを塗る手間や、マスカラが乾くのを待つ必要もなくなるので、さらにメイクを時短できるようになるでしょう。
逆さまつ毛を矯正できる
機能的な効果とされるのが、逆さまつ毛を矯正できるという点です。
逆さまつ毛とは、まつ毛が外側ではなく内側に向かって生えてしまっている状態のことを言います。
目元の見栄えを損なうだけでなく、まつ毛の毛先が眼球に触れて違和感や痛みを生じるなど、日常生活に支障をきたすケースもあります。
まつ毛パーマは、こうした逆さまつ毛の症状を改善するのに効果的です。
まつ毛を外側にカールさせることで、まつ毛の向きを矯正し、目元の不快感を取り除くことができます。
逆さまつ毛を根本的に治療するには手術が必要になることもありますが、目元の手術となると身構えてしまいますよね。
その点、まつ毛パーマであれば比較的トライしやすいはず。逆さまつ毛に悩む方にとって、対処法として選択肢のひとつになり得るのです。
まつ毛パーマが完全に取れるのにかかる期間
まつ毛パーマの効果が持続するのは約3週間~4週間ですが、完全に取れるまでには大体3カ月~4カ月かかります。
これは、まつ毛の毛周期により施術時のまつ毛がすべて生え変わるため。
カールのついたまつ毛がすべて抜け落ち、新しくストレートなまつ毛が生え揃うことで、施術前のクセのない状態になるのです。
まつ毛の毛周期には個人差があるため、この期間も人によって前後します。
まつ毛パーマが取れてしまう原因
まつ毛パーマが取れてしまう主な原因は2つ。
まつ毛の生え変わりと、まつ毛に負担をかけてしまうことです。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
まつ毛が生え変わる
まつ毛パーマが取れてしまう原因のひとつが、まつ毛の生え変わりです。
まつ毛は毛周期と呼ばれる毛の成長サイクルにより、成長期や退行期、休止期を繰り返しています。
成長期で発達したまつ毛が休止期に抜け落ち、また新たなまつ毛が生えてくるのです。
まつ毛パーマは少しずつカールがゆるくなるようなイメージを持つ方もいますが、実際には毛周期によるまつ毛の生え変わりにより、徐々にカールのあるまつ毛とストレートなまつ毛が混在してきます。
まつ毛の向きや角度が不揃いになることでデザインが崩れ、まつ毛パーマが取れてきたように感じるのです。
まつ毛が生え変わる以上、まつ毛パーマが取れてしまうのはどうしようもありません。
ただし、毛周期が乱れていると、まつ毛が抜け落ちるタイミングが本来の時期より早くなってしまうことがあります。
バランスのよい食事を心がける、目元を清潔に保つなどして毛周期を整えれば、まつ毛パーマが取れる速度もゆるやかにすることができるでしょう。
まつ毛に負担をかけてしまう
まつ毛に負担をかけ、まつ毛が痛んでしまうと、まつ毛パーマが取れやすくなってしまいます。
まつ毛を擦ったり引っ張ったりすることで表面のキューティクルがはがれ、まつ毛内部の栄養素が流出し、カールがへたってしまうのです。
目元を擦るクセのある方や日常的にビューラーを使用している方など、知らず知らずの内にまつ毛に必要以上の負担をかけている可能性があります。
心当たりがないか、自身の生活習慣を見直してみてください。
まつ毛パーマの効果を最大限得るためには?
せっかくまつ毛パーマをかけたのであれば、できるだけ長い期間その効果を得たいもの。
まつ毛パーマの効果を長い期間持続させるには、まつ毛美容液でケアすることをおすすめします。
まつげ美容液には、まつ毛のダメージを補修する成分や、まつ毛を保湿する成分が含まれています。
パーマ液によるダメージを修復できるため、まつ毛の健康状態が保たれ、まつ毛パーマの持ちもよくなるのです。
また、カールキープ効果のあるまつ毛美容液をマスカラの下地として使用すれば、カールが取れかけてきてもまつ毛を上向きに修正することができるでしょう。
こうしたアイテムによりまぶたのむくみなどが改善されると、目元がスッキリとした印象になり、まつ毛パーマの見栄えもさらによくなることが期待できます。
まつ毛パーマの効果だけでなくデメリットも知っておこう
まつ毛のパーマには、目を大きく見せたりメイクを時短できたりといっ効果がありますが、デメリットがあることも忘れてはいけません。
施術を考えているのであれば、どんなデメリットがあるのかも知っておきましょう。
まつ毛が痛んでしまう
まつ毛パーマのデメリットとされるのが、まつ毛が痛んでしまうということ。
毎日ビューラーを使ってまつ毛を上げるのであれば、適切なスパンでまつ毛パーマをかけた方がダメージが少ないとされています。しかし、まつ毛パーマの施術も、まつ毛にダメージを与えてしまうことには変わりありません。
近年は刺激の少ないパーマ液も使用されるようになってきていますが、それでもまつ毛に負担をかけてしまうことは避けられないでしょう。
施術後は少なからず自まつ毛が傷んでしまうのです。
まつ毛にダメージが蓄積されることを防ぐためにも、施術後はまつ毛をより丁寧に扱うよう注意しなければなりません。
まつ毛のボリュームアップはできない
マツエクやつけまつ毛とは異なり、まつ毛パーマはまつ毛のボリュームアップをすることはできません。
自まつ毛に施術を行う以上、長さやボリュームを出すにはどうしても限界があります。
自然に仕上がるのもまつ毛パーマの魅力ですが、まつ毛が短い、少ないという方にとっては、やや物足りなく感じることもあるでしょう。
また、まつ毛の長さや量によっては、施術後の変化が分かりづらいということもあり得ます。
「思ってたのと違う…」というような事態を避けるためにも、施術前に仕上がりのイメージをしっかりと確認しておくことが大切です。
定期的なメンテナンスが必要
まつ毛パーマはいずれ取れてしまう以上、常にカールしたまつ毛を保つには定期的なメンテナンスが必要となります。
取れかけたまつ毛パーマをそのままにしておくと、まつ毛がバラついて見えることでかえって見栄えが悪くなることも。
まつ毛が完全に生え変わるまではその状態が続くので、デザイン性をキープするにはコンスタントにかけ直さなければならないのです。
まつ毛パーマをかける頻度として適切なのは、1カ月~1カ月半に1回。この頻度を高いと捉えるか低いと捉えるかは人それぞれですが、スケジュール面やコスト面で無理がないか、あらかじめシュミレーションしておいてもよいでしょう。
カールを長持ちさせ、できるだけまつ毛パーマの施術間隔を空けるには、まつ毛美容液などを使用したまつ毛ケアも効果的です。
まつ毛パーマの効果が持続する期間について説明しました。
- まつ毛パーマの効果の持続期間は約3週間~4週間
- まつ毛の毛質やダメージ具合、まつ毛パーマのデザインなどによって、効果の持続期間は前後する
- 目元を丁寧に扱ったり、まつ毛美容液を使用したりすることで、まつ毛パーマの効果をより長く持続させることができる
まつ毛パーマには、目元を魅力的に見せる以外にも、メイクの時短になったり逆さまつ毛を矯正できたりといった効果があります。
その効果を最大限長く得るためには、日頃からまつ毛や目元を丁寧に扱うよう心がけましょう。
毎日のケアによりまつ毛が健康的に保たれれば、自然とまつ毛パーマの効果もより長く持続するようになるはずです。