まつ毛パーマといえば、くるんと丸いカールが特徴的ですよね。まつ毛に丸みを持たせながら上にあげることで、目を大きく見せつつキュートな雰囲気も演出できます。
しかしまつ毛パーマをかけた人の中には、「失敗してまつ毛が直角になってしまった!」という声も。
まつ毛は上を向いているものの、直角に折れ曲がっていてはどうしても不自然に見えてしまいます。
そこで今回は、まつ毛パーマが失敗して直角になってしまった場合の対処法を調べてみました。
まつ毛が直角になってしまう原因や、失敗しないサロン選びのポイントも押さえておきましょう。
まつ毛パーマが直角になって失敗した時の対処法!
まつ毛パーマが失敗して直角になってしまった場合、対処法として考えられるのは2つ。
- もう一度まつ毛パーマをかけ直す
- まつ毛パーマを落としてしまう
それぞれの具体的な方法を紹介します。
もう一度パーマをかけ直す
もう一度まつ毛パーマをかけ直すことで、直角を修正し、自然な仕上がりに直すことができます。
まつ毛パーマで直角になってしまっているのは、まつ毛にカールがつきすぎた状態です。
「思い切りカールさせたい」という方には物足りないかもしれませんが、直角まつ毛のままでいるよりは見栄えも大幅に改善されるはずです。
まつ毛パーマを落とす
施術から時間が経っていなければ、まつ毛パーマそのものをある程度落としてしまうことも可能です。
パーマ液が完全に浸透してしまうまえに対処する必要があるので、まつ毛パーマを落とそうと思ったらできるだけ早い段階で以下の方法を試してみてください。
目元リムーバーでまつ毛を洗う
目元リムーバーを使用してまつ毛を洗えば、まつ毛についたパーマ液も洗い流すことができます。
手順も簡単です。
注意する点としては、まつ毛に強い力をかけないようにすること。
まつ毛パーマによりまつ毛は痛んでいるため、思い切り擦ったりまつ毛を強く挟んだりするとダメージが加速してしまいます。
優しく丁寧に洗うことを心がけましょう。
蒸しタオルやスチーマーで温める
まつ毛パーマの施術後3~4時間以内であれば、蒸気によってまつ毛パーマを落とせる可能性もあります。
これは、まつ毛パーマには蒸気や湿気、熱に弱いという性質があるから。特に施術後すぐのまつ毛パーマはまだ安定していないため、蒸気や湿気によってパーマ液を落とし、直角カールを和らげることが期待できます。
お風呂やサウナに入るのもひとつの方法ですが、目元だけに蒸気をあてても同様の効果が得られるでしょう。
蒸しタオルやスチーマーを使ってじっくりと目元を温めるようにしてみてください。
カールのクセが弱まり、直角になっていたまつ毛もゆるやかに修復できるかもしれません。
まつ毛パーマが直角になってしまうのはなぜ?
そもそも、まつ毛パーマが直角になってしまうのはなぜなのでしょうか。その原因についても知っておきましょう。
ビューラー式のまつ毛パーマをかけた
ビューラー式のまつ毛パーマをかけた場合、まつ毛が途中で直角に折れたような不自然な仕上がりになることがあります。
ビューラー式は、その名の通りビューラーのような器具を使ってまつ毛を挟み、カールをつけていく方法です。
施術時間が短く価格も安い方式ですが、器具の構造上まつ毛の根元からの施術がむずかしく、まつ毛の中間部分や毛先に施術をすることになります。
ロッドのサイズが合っていなかった
ロッド式のまつ毛パーマの場合でも、ロッドのサイズが合っていないとまつ毛が直角になってしまうことがあります。
特に多いのが、まつ毛に対してロッドのサイズが小さすぎるケース。カールが強すぎるあまり、まつ毛が直角に折れたように見えてしまいます。
ロッド式まつ毛パーマは、施術テクニックはもちろんのことロッドの選び方によっても仕上がりに差が出るため、施術者の技術力が求められる施術方法です。
まつ毛パーマをかけ直すときの注意点
まつ毛パーマが直角になってしまった時の対処法として、まつ毛パーマをかけ直す方法を前述しました。
しかし、まつ毛パーマをかけ直す場合は、いくつか注意するポイントがあります。
自まつ毛への負担がかかることは覚悟する
直角になったまつ毛を直すために再施術を受ける場合は、自まつ毛にさらなる負担がかかることを覚悟しておきましょう。
基本的に、まつ毛パーマをかけ直すには施術後1ヵ月~1ヵ月半の期間を空けることが推奨されています。
これは、施術してからしばらくは、パーマ液により自まつ毛がダメージを受けた状態にあるため。
ダメージをできるだけ抑えるために使用する薬剤にも気を使うほか、再施術後はより慎重に自まつ毛を扱うよう注意してください。
同じサロンで直してもらうときは早めに連絡を
サロンで直す場合はまつ毛パーマをしたお店に早く連絡して下さい。
サロンでの施術の場合、施術後数日間は無料でのお直し期間を設けているところが多いようです。
期間を過ぎると再施術として料金がかかってしまうため、同一サロンで直してもらうのであれば早めに連絡をしましょう。
まつ毛パーマが完全に固定する前に直した方がよいという観点からも、気になった時点で相談することをおすすめします。
再パーマ後はまつ毛美容液でケアする
直角まつ毛の修復のためまつ毛パーマをかけ直したあとは、普段のお手入れにまつ毛美容液の使用を取り入れることをおすすめします。
前述のように、お直しによる再施術後のまつ毛はいつも以上にダメージを受けていると考えられます。
クレンジングや洗顔、メイクの際になるべく刺激を与えないよう丁寧に扱うことも大切ですが、まつ毛ケアによりダメージを補修することも効果的です。
まつ毛美容液の使用によりまつ毛の健康状態がよくなると、パーマの持ちがよくなるというメリットも。
定期的にまつ毛パーマをかける方は、この機会に自分に合った1本を見つけてみましょう。
直角になったまつ毛パーマを修復するのが難しい場合は?
直角になったまつ毛パーマの修復が難しい場合は、残念ながらまつ毛の生え替わりやカールが自然に取れてくるのを待つしかありません。
もどかしい思いをするかもしれませんが、まつ毛パーマは日が経つにつれカールも徐々にゆるくなってくるので、施術後すぐよりは直角も目立たなくなってくるでしょう。
また、まつ毛パーマが完全に取れるには約3ヵ月かかりますが、施術後1ヵ月~1ヵ月半したらまつ毛のダメージも落ち着き、再施術をしてもよいとされています。
まつ毛美容液などでケアしながら次の施術に備えておいてくださいね。
まつ毛パーマで失敗しない!信頼できるサロンの見分け方
まつ毛パーマで失敗しないためには、サロン選びが重要になってきます。
特にまつ毛パーマ初心者さんは、どんなサロンを選べばいいか迷ってしまうもの。価格やお店のイメージに左右されず、信頼できるサロンを見分ける必要があります。
かかりつけのサロンを決めかねている方は、次のポイントをサロン選びの参考にしてみてください。
施術例が豊富
施術例が豊富なお店にしましょう。
施術例が豊富ということは、それだけの実績があるということです。
近年はホームページだけでなく、SNSで情報を発信しているサロンも多数あります。
実際の施術例をチェックしながら、自分のイメージと合うサロンを見つけてみましょう。
カウンセリングに時間をとっている
カウンセリングに時間をとるお店にしましょう。
カウンセリングはアイリストとイメージをすり合わせる大切な作業です。
まつ毛の状態や生え癖、目元の形など丁寧にカウンセリングを行うことで、なりたいイメージにより近付くことができます。
カウンセリングに時間を割いているサロンは、信頼できると考えてよさそうです。
アイリストが美容師免許を持っている
アイリストが美容師免許を持っているお店を見つけることも重要なので、そういうお店を探して選びましょう。
本来まつ毛パーマは、美容師免許保持者でなければ施術することはできません。しかし、中には美容師免許を持たずに施術を行っているサロンも存在します。
まつ毛パーマの失敗ならまだしも、目への異常があった場合などは取り返しのつかないことになりかねません。
アイリストに直接美容師免許の有無を確認するのは気がひけますが、ホームページなどで公表しているサロンもあります。
また、美容師免許は大抵サロンの受付付近に飾られているので、来店した際にさりげなく確認してみても。
安すぎるサロンには注意
施術の料金が安すぎるお店は注意が必要なので良し悪しを調べて見分けましょう。
地域や立地条件によっても差はありますが、周辺と比較してあまりにも安すぎるサロンにはそれなりの理由があると考えるべきです。
安価な薬剤を使用している、開業してから間もないため集客に力を入れているなど、その理由はさまざまですが、美容師免許を持たない違法サロンであるという可能性も拭いきれません。
安い価格で施術を受けて失敗されてしまったら元も子もありませんよね。くれぐれも価格だけでサロンを選ぶことのないように注意してください。
まつ毛パーマが失敗して直角になってしまった時の対処法を紹介しました。
- もう一度まつ毛パーマをかけ直す
- 目元リムーバーでまつ毛パーマを落とす
- 蒸しタオルやスチーマーでまつ毛パーマを落とす
いずれの対処法を試す場合も、まつ毛の状態を見ながら慎重に行う必要があります。
まつ毛のダメージ具合によっては修復できないことも考えられるので、その場合は自まつ毛をケアしながら再施術を待つことになるでしょう。
まずはまつ毛パーマに失敗しないことがなにより。まつ毛が直角になってしまう原因としては施術者の技術力による部分も大きいので、サロン選びにも充分気を使ってくださいね。