まつ毛パーマの中でも近年人気のデザインが、根元からまつ毛を立ち上げるというもの。よりぱっちりと印象的な目元を演出できるため、幅広い年代の方から支持を集めています。
基本的な施術方法は従来のまつ毛パーマと変わらないものの、まつ毛をしっかり立ち上げるにはいくつかのコツがあります。
根元からまつ毛パーマをかけようと検討している方は、施術前にしっかりと確認しておきましょう。
まつ毛パーマを根元からかけたいけど、ちゃんとまつ毛が立ち上がるか心配…自分の目元はまつ毛を根元から立ち上げるデザインが似合う?
そんな不安や疑問をお持ちの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
まつ毛パーマを根元からするときのコツ
まつ毛パーマを根元からするときは、いくつかのコツがあります。
- 目元の皮脂汚れやメイクはしっかり落としておく
- ロッドは立ち上げ用を使用する
- パーマ液の塗り方に気をつける
それぞれのポイントを意識して、まつ毛を根元から立ち上げていきましょう。
目元の皮脂汚れやメイクはしっかり落としておく
まず一つ目のポイントが、目元の皮脂汚れやメイクはしっかりと落としておくということ。
目元やまつ毛に汚れが残っていると、パーマ液の浸透を妨げ、まつ毛が上がりにくくなってしまいます。
まつ毛パーマをかける際の下準備として、目元はしっかりと洗うようにしておいてください。
ロッドは立ち上げ用を使用する
まつ毛を根元から立ち上げるのにおすすめなのは、厚みのないフラットなロッド。
カール感は控えめですが、まつ毛の根元から角度をつけ、グイッと上向きに立ち上げることができます。
Iカールロッドや、立ち上げ用ロッドといった名称で販売されていることもあるので、探してみてください。
根元を立ち上げつつカールをつけられるロッドもあるため、自分の目元に合うものも見つけてみましょう。
パーマ液の塗り方に気をつける
根元からまつ毛パーマをかける時は、パーマ液の塗り方にも注意しましょう。
塗り方を誤ると、まつ毛パーマがうまくかからないばかりか、まつ毛が縮れたり目を痛めたりといったことにもなりかねません。
パーマ液は毛先まで塗らない
パーマ液はまつ毛の毛先まで塗らないようにしましょう。
毛先の方までパーマ液を塗ってしまうと、まつ毛全体にカールがかかり、まつ毛がまぶたにあたってしまうこともあります。
また、使用する薬剤やまつ毛のダメージ具合次第では、毛先が痛み、まつ毛が縮れてしまうことも考えられます。
パーマ液を塗るのはまつ毛の半ばほどまでにとどめるよう注意してください。
根元から少し空けて塗る
まつ毛パーマを根元からかけたいからといって、根元ギリギリにパーマ液を塗ってしまうのもNG。
まつ毛が折れたように仕上がってしまうばかりか、パーマ液が目に入るというリスクも高くなります。
パーマ液を塗る際は、根元から1~2mmほど空けるようにしましょう。
失敗したくないならセルフよりサロンがおすすめ
根元からかけるまつ毛パーマに失敗したくないのなら、セルフよりもやはりサロンでの施術の方がおすすめです。
プロのアイリストはまつ毛の毛質やダメージ具合を見極めながら、薬剤の種類を変えたり、テンションのかけ方をかえたりと適切な施術を行ってくれます。
このようなささいな違いが仕上がりに影響するため、より美しく根元からまつ毛をあげることができるのです。
また、目を閉じたまま施術を受けられるため、目元を危険に晒すリスクも小さくなります。
パーマ液が目に入ってしまうのを気にすることなく、リラックスして施術を受けられるでしょう。
まつ毛パーマを根元からするメリット
まつ毛パーマを根元からかけることで、さまざまなメリットが期待できます。
漠然とした「目がぱっちり見える!」というイメージだけでなく、具体的なメリットも知っておきましょう。
自まつ毛を最大限長く見せられる
まず大きなメリットが、自まつ毛を最大限長く見せられるということ。
根元から立ち上げるまつ毛パーマはカール感が少なく、正面から見た時にまつ毛の長さが際立ちます。
「私のまつ毛ってこんなに長かったんだ!」と驚く方もいるほどです。
長いまつ毛が目元を強調するため、目力をUPさせたい方にもおすすめです。
瞳が輝いて見える
まつ毛を根元から立ち上げると、まつ毛の影がなくなり、白目に光が入るようになります。ブライトアップ効果で瞳が輝いて見え、イキイキとした目元を演出できるのです。
目元がパッと明るくなることで、顔の印象は大きく変わります。日本人はほとんどの方が下向きまつ毛であるため、その効果を感じやすいでしょう。
また、まつ毛の影がなくなることで視界がはっきりするという機能面でのメリットも得られますよ。
まぶたのリフトアップ効果が期待できる
一重さんや奥二重さんに嬉しいのが、まぶたのリフトアップ効果が期待できるということです。
根元から立ち上げたまつ毛がまぶたを押し上げ、目元がぱっちりしたような印象になります。
加齢によりまぶたのたるみが気になる方も、同じようにまぶたをリフトアップすることで若々しさを演出することができるでしょう。
まぶたが薄い方ほど、このリフトアップ効果を感じやすくなります。
根元から立ち上げるまつ毛パーマはどんな人に向いている?
根元から立ち上げるまつ毛パーマは基本的に誰でもかけることができますが、向き・不向きもあります。
以下に当てはまる方は、根元から立ち上げるデザインがよりしっくりとくるでしょう。
まぶたが薄い
まぶたが薄い方は、まつ毛を根元から立ち上げたデザインがはっきりと分かりやすく、より向いていると言えます。
また、前述したように、まぶたが薄い方ほどまぶたのリフトアップ効果を感じやすいという点も。
一重さんや奥二重さんでも、まつ毛を根元から立ち上げることでまぶた全体が上がり、二重になったというケースも聞かれるほどです。
「まぶたが特に薄くない…」という方は、目元をマッサージするなどして、むくみを解消してみましょう。
まぶたの腫れぼったさがなくなれば、根元から立ち上げるまつ毛パーマもより映えるようになることが期待できます。
まつ毛が下向きに生えている
下向きまつ毛をコンプレックスに感じている方にも、根元から立ち上げるまつ毛パーマが向いています。
まつ毛が根元から上を向くことで目元がパッと明るくなり、印象も変えることができるでしょう。
ビューラーでは上がりにくかったまつ毛もしっかり上向きをキープできるため、メイクの時短にもなりますよ。
まつ毛を長く見せたい
根元からまつ毛を立ち上げるまつ毛パーマは、まつ毛を長く見せたいという方にもおすすめです。
根元を立ち上げるデザインは、まつ毛にカールがかからない分、自まつ毛の長さを最大限活かすことができます。
正面から見た時にまつ毛の存在感をより感じられるでしょう。
まつ毛が上向きに長く見えることで、目の縦幅が強調され、目が大きく見えるという効果も。目力UPも叶います。
こんな人は根元から立ち上げるまつ毛パーマが向いていないかも
まぶたやまつ毛の特徴によっては、根元から立ち上げるまつ毛パーマのメリットを活かしきれないことも考えられます。施術前に、自分の目元はどうか確認してみてください。
まぶたに厚みがある
まぶたに厚みのある方は、まぶたの重さでまつ毛パーマが押し戻されてしまうことがあります。
また、根元から立ち上げたまつ毛とまぶたが触れることで、マスカラが塗りにくくなるなどの不都合も生じてしまいます。
まぶたが厚い方は、ほどよくカール感のあるまつ毛パーマの方が向いていると言えるでしょう。
まつ毛がまばらである方
自まつ毛がまばらだったり、量が少なかったりすると、まつ毛を根元から立ち上げた時にかえって量の少なさが悪目立ちしてしまうことがあります。
まつ毛同士のすき間が顕著になるので、まつ毛の長さは強調されるものの、目元の寂しさはカバーできません。
どうしてもまつ毛を根元から立ち上げたいなら、まつ毛美容液で自まつ毛を育てる、マツエクを併用するなどして対処してみてください。
目元の印象を和らげたい方
くっきりとした二重でまつ毛も長い方などは、そのままでも充分目元が印象的なので、まつ毛を立ち上げて目元を強調すると、くどく見えてしまう可能性があるのです。
目元のインパクトを出し過ぎたくない方は、ほどよくカール感のあるデザインの方が、やわらかな印象に仕上げることができるでしょう。
まつ毛パーマをかけるなら自まつ毛のケアも忘れずに
根元からまつ毛パーマをかけて理想の目元を手に入れたなら、自まつ毛のケアも取り入れるようにしましょう。
毎日お手入れすることで、まつ毛パーマのもっと映えるようになるはずです。
自まつ毛をケアするメリット
自まつ毛をケアすることで、まつ毛の切れ毛や抜け毛を防ぐことができます。
まつ毛の切れ毛や抜け毛がなくなると、まつ毛全体がボリュームアップするので、まつ毛を根元から立ち上げるデザインもより見栄えがよくなります。
また、まつ毛ケアによりまつ毛の健康状態がよくなると、まつ毛パーマの持ちがよくなるという効果も。より長い期間上向きまつ毛をキープできるので、鏡に向かうのも楽しくなるはずです。
自まつ毛のケア方法
自まつ毛をケアする方法として、まつ毛美容液やアイシャンプーを使用することが挙げられます。
それぞれの特徴や効果も押さえておきましょう。
まつ毛美容液を塗る
まつ毛美容液には、補修成分や保湿成分が配合されています。継続して使用することで、まつ毛のダメージを補修したり、まつ毛にハリやコシを与えることができます。
まつ毛パーマは少なからず自まつ毛にダメージを与えてしまうため、そのままにしておくとまつ毛の切れ毛や抜け毛の原因となってしまうことも。
また、ダメージの蓄積されたまつ毛では、せっかく根元から立ち上げてもすぐに下がってしまいがちです。
また、まつ毛の健康状態がよくなることで、まつ毛パーマの持ちもよくなり、上向きまつ毛を長い期間キープできるようになるでしょう。
アイシャンプーを使う
まつ毛美容液ほど知られてはいませんが、アイシャンプーもまつ毛ケアに効果的です。
アイシャンプーとは、その名の通り目元に使用するシャンプーのこと。まつ毛についた汚れはもちろん、毛穴の皮脂やメイク残りもキレイに洗浄することができます。
また、毛穴のつまりが解消されることで、健康なまつ毛が育つ環境も整えることができるのです。
アイシャンプーはサロンで取り扱っていますが、ネットなどで購入することもできます。
まつ毛や目元の美容で周りと差をつけたいなら、ぜひ日々のケアに取り入れてみてください。
まつ毛パーマを根元からかける際のコツについて紹介しました。
- 下準備として、目元やまつ毛の汚れをしっかり落としておく
- ロッドは立ち上げ用のフラットなものを使用する
- まつ毛の毛先や根元ギリギリまでパーマ液を塗らないよう注意する
まつ毛をしっかりと根元から立ち上げるには、事前の準備や技術力が必要になってきます。
今回は施術のコツを紹介しましたが、仕上がりの完成度や目元の安全性を考えるのであれば、サロンで施術を受けることも選択肢に入れてみてください。
また、「流行っているから」という理由でまつ毛を根元から立ち上げては、思うような仕上がりにならないことも考えられます。
自分のまつ毛やまぶたは根元から立ち上げるまつ毛パーマが似合うのか、あらかじめ確認しておきましょう。
まつ毛パーマによりキレイな上向きまつ毛を手に入れたなら、長持ちさせることも大切です。まつ毛美容液やアイシャンプーを使用したまつ毛ケアも取り入れて、根元からぱっちりと上がったまつ毛をキープしてくださいね。