最近、また人気を集めているまつ毛パーマ。その人気ぶりから、まつ毛パーマをかけたことがない人でも、挑戦してみたいと思うでしょう。
しかし、まつ毛パーマをかけたことがない人は、かかりにくいという噂が…?
せっかく、時間とお金をかけてまつ毛パーマをかけるのだから、「パーマがかからなかった…」なんて嫌ですよね。
今回は、まつ毛パーマは初めてだと、かかりにくいのか否かについて解説します。
まつ毛パーマは初めてだとかかりにくい?
まつ毛パーマは初めてだと、かかりにくい人が多いようです。
しかし、まつ毛パーマを初めてかける全員がかかりにくいというわけではなく、痛み過ぎているまつ毛や毛質によっては、かかりにくいと言えるでしょう。
それでは、詳しく説明します。
まつ毛パーマがかかりにくい毛質
まつ毛パーマがかかりにくい毛質は、
- 太くてハリのあるまつ毛
- 細いまつ毛
- やわらかいまつ毛
髪の毛のパーマが毛質によって、かかりやすさが異なるように、まつ毛もこれらの毛質によって、かかりやすさに差がでます。
それでは、詳しく見てみましょう。
太くてハリのあるまつ毛
太くてハリのあるまつ毛は、キューティクルの層が厚いため、まつ毛パーマがかかりにくいです。
いかにも健康的な太くてハリのあるまつ毛は、頑丈なキューティクルによって守られています。
また、ハリのある毛質は、カールを付けても元の真っ直ぐなまつ毛に戻ろうとする力が強く、カールが取れやすいという理由もあります。
細いまつ毛
細いまつ毛は、内部組織が詰まっており隙間がないため、パーマ液が浸透しずらくパーマがかかりにくいです。
毛は3層構造になっており、一番外側はキューティクル、中間部をコルテックス、中心部をメデュラといいます。
細いまつ毛の場合は、キューティクルは厚くないものの、中間部のコルテックスが密に詰まっている状態。
そのため、パーマ液を入れても浸透する隙間がなく流れ出てしまい、まつ毛パーマがかかりにくいのです。
やわらかいまつ毛
やわらかいまつ毛の場合は、とりあえずパーマはかかるものの、カールを固定する力がないため取れやすいです。
太いハリのあるまつ毛や、細いまつ毛に比べると、やわらかいまつ毛の場合、パーマ液の浸透を邪魔するものがないので、とりあえずは浸透しカールは付きます。
しかし、毛が柔らかいことで重力に逆らうことができず、せっかく付けたカールがすぐに取れてしまうことも。
そのため、やわらかいまつ毛はパーマがかかりにくいといわれています。
痛み過ぎたまつ毛もパーマがかかりにくい
痛みすぎているまつ毛は乾燥しているため、パーマがかかりにくいです。
まつ毛が痛む原因は、ほぼ乾燥によるもの。乾燥したまつ毛の状態は、内部組織がスカスカでパーマ液を浸透させても、すぐにダメージを受けた部分から漏れ出してしまいます。
そのため、とりあえずパーマ液は浸透はしますが、とどまることが出来ないので、パーマはかかりづらく持ちも悪いです。
まつ毛パーマをかかりやすくするには?
初めてのまつ毛パーマでもかかりやすくするには、いくつか方法がありますが、
- 健康なまつ毛
- 痛んでいるまつ毛
これらの状態により、対策方法は異なります。
それでは、詳しく説明します。
健康なまつ毛の場合
健康なまつ毛の場合、
- 施術前にまつ毛の油分をしっかり落とす
- まつ毛パーマを複数回かける
健康なまつ毛でも初めてだと、パーマがかかりにくい場合があります。
それでは、対策方法を見てみましょう。
施術前にまつ毛の油分をしっかり落とす
とくに、まつ毛パーマをかける際に、まつ毛に油分が付着しているのは絶対にNG。油分があることでカールが付きづらく、またパーマ液も浸透しにくくなるから。
そのため、健康なまつ毛でも初めてのまつ毛パーマに不安を感じるのであれば、必ず施術前に油分をしっかり落とすようにしましょう。
角質までしっかり落ちる、化粧落としシートがおすすめです。
まつ毛パーマを複数回かける
健康なまつ毛で「太い」または「細い」毛質の場合、まつ毛パーマを複数回かけてみましょう。
先程も述べたように、それらのまつ毛はキューティクルや内部組織がしっかりしているため、パーマ液が入りこむ隙間がありません。
そこで、パーマ液を浸透しやすくするために、まつ毛パーマを複数回かけてキューティクルを崩します。
そうすることで、パーマ液が入り込みやすくなり、パーマがかかりやすくなるという仕組み。
しかし、短期間にまつ毛パーマをかけ過ぎてしまうと過度なダメージを与えてしまうため、まつ毛の様子をみて行うようにしましょう。
痛んでいるまつ毛の場合
痛んでいるまつ毛の場合、
- まつ毛の生え変わりを待つ
- まつ毛美容液でまつ毛を修復する
痛んでいる場合は、とにかくまつ毛に栄養を与えながら休ませることが大切です。
それでは、詳しく説明します。
まつ毛の生え変わりを待つ
まつ毛パーマは過度なダメージを受けている場合、パーマかかりにくい傾向があるため、まつ毛が生え変わるのを待ちましょう。
因みに、まつ毛が生え変わるのは3ヶ月で1サイクルといわれています。
そのため、3ヶ月程度待てばダメージは消えているでしょう。
まつ毛が生え変わり、過度なダメージがないまつ毛であれば、まつ毛パーマはかかりやすくなるといえます。
まつ毛美容液でまつ毛を修復する
痛み過ぎているまつ毛は、キューティクルや内部組織がボロボロの状態。それを修復するには、まつ毛美容液を使用するのが最も有効な手段です。
まつ毛用美容液には、保湿成分や補修成分がふんだんに含まれており、傷んだまつ毛を簡単にいたわることができます。
また傷みを修復する以外にも、適度なハリやコシのあるまつ毛を目指すことも可能。
よって、まつげ美容液で痛みを修復してからであれば、まつ毛パーマはかかりやすくなるといえるでしょう。
初めてまつ毛パーマをする際の注意点
初めてまつ毛パーマをする際の注意点は、以下の3つが挙げられます。
- なるべくアイメイクをせずにサロンに行く
- まつ毛のクセや悩みをアイリストにしっかり伝える
- 施術当日はまつ毛を濡らさないようにする
それでは、詳しく説明します。
なるべくアイメイクをせずにサロンに行く
初めてまつ毛パーマをする際は、なるべくアイメイクをせずにサロンに行きましょう。
ほとんどのサロンでは、施術前にマスカラとビューラーはNGとしています。
またビューラーに関しては、ビューラーで上げたまつ毛の角度や癖により、カールにバラつきが出てしまう恐れがあります。
サロンによっては、アイシャドウであればOKとしている場合がありますが、それでも施術前にまつ毛に油分が付着してしまう可能性があるためおすすめしません。
どうしてもアイシャドウをしたい場合には、簡単にオフできるアイシャドウを使用しましょう。
まつ毛のクセや悩みをアイリストにしっかり伝える
まつ毛の癖や悩みは、事前にアイリストに伝えましょう。
ほとんどの人の場合、まつ毛に癖や悩みがあります。「右まつ毛がいつも上がりにくい」「ビューラーをかけてもすぐカールが取れる」
このような内容は、事細かくアイリストに事前に伝えるべきです。
そうすることで、癖や悩みに合わせてまつ毛パーマをかけてくれます。例えば、カールの角度を変えたり、パーマ液塗布後の置き時間を調整するなど…
これにより、初めてまつ毛パーマでもかかりにくいを回避し、失敗をなくせるでしょう。
施術当日はまつ毛を濡らさないようにする
まつ毛パーマ施術当日は、パーマ液やカールが定着していないため、まつ毛を濡らさないようにしましょう。
まつ毛パーマは水分に非常に弱く、とくにカールが定着していない施術当日は、塗れることでカールが取れやすくなります。
とはいえ、ベースメイクやアイメイク以外の化粧をしていて、洗顔が必要な人がほとんどでしょう。
その場合は、水で洗顔するのではなくメイク落としシートでオフしましょう。
まつ毛パーマは初めてだと、かかりにくい人が多いようです。
とくに、
- 太くてハリのあるまつ毛
- 細いまつ毛
- 柔らかいまつ毛
- 痛み過ぎたまつ毛
これらの特徴を持つまつ毛の人は、初めてまつ毛パーマをかける際は、かかりにくく持ちも悪くなるといえます。
そのため、まつ毛パーマをかける前に、日頃からまつ毛美容液でケアをしたり、施術前にはアイリストとまつ毛の癖や悩みを共有することが大切。
そうすることで、初めての場合でも「まつ毛パーマがかからなかった…」を無くせるでしょう。