自まつ毛をカールさせることで目元をぱっちりと見せるまつ毛パーマ。中でも近年注目されているのが、次世代まつ毛パーマとも呼ばれるパリジェンヌラッシュリフトです。
パリジェンヌラッシュリフトを試してみたいけど、そもそもこれまでのまつ毛パーマと何が違うのかイマイチ分からない…という方もいるのではないでしょうか?
人気だから、と試してみたものの、イメージと違う仕上がりになってしまったら元も子もありません。
そこで本記事では、パリジェンヌラッシュリフトと従来のまつ毛パーマの違いを、デザインや持続期間といった観点から徹底比較!
自分にはどちらが向いているのかよく検討して、施術を受ける際のヒントにしてみてくださいね。
パリジェンヌとまつ毛パーマの違い
パリジェンヌラッシュリフトと従来のまつ毛パーマの違いは、大きく分けて4つ。
- デザイン
- 使用薬剤
- 持続性
- マツエクと併用できるかどうか
ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
まつ毛のカールのデザイン
パリジェンヌラッシュリフトと従来のまつ毛パーマでまず大きく異なるのが、そのデザイン性です。
イメージとしては、ビューラーをまつ毛の根元からかけたようなスタイル。その名の通り、パリジェンヌのような上向きまつ毛になれるのです。
まつ毛全体にくるんとしたカールをかけるわけではないため、目元を強調しつつもナチュラルな印象に仕上がります。
使用する薬剤
本来、医薬部外品として登録されているパーマ液をまつ毛に使用することは薬事法により禁止されています。
多くのサロンでは化粧品登録された薬剤によりカールをつけていますが、一部ではまだまつ毛パーマの施術に医薬部外品のパーマ液を採用しているサロンもあるよう。
また、セルフまつ毛パーマキットとして販売されているものの中にも、毛髪用パーマ剤と似た薬剤を使用している場合があります。
こうした薬剤は刺激の強いものが多く、まつ毛にさらなるダメージを与えてしまう可能性が高くなります。
まつ毛パーマで毛先が切れてしまった、まつ毛がチリチリになってしまったという経験のある方でも、再チャレンジしやすいかもしれません。
カールが持続する期間
従来のまつ毛パーマもパリジェンヌラッシュリフトも、個人差はあるものの平均的な持続期間は4週間~6週間とされています。
しかしながら 「パリジェンヌラッシュリフトの方が持ちがよかった」 と感じる方も多いようです。
これは、カールの取れ方に違いがあるため。
まつ毛パーマは取れてくると毛先がバラつきがちですが、パリジェンヌラッシュリフトは緩やかにカールが取れてくる傾向にあります。
マツエクと併用できるかどうか
パリジェンヌラッシュリフトにしろ従来のまつ毛パーマにしろ、自まつ毛以上のボリュームや長さを出すことはできません。
まつ毛が短い、本数が少ないといったコンプレックスを持つ方にとっては、マツエクと併用できるかどうかも気になるところですよね。
まつ毛全体にカールがついているため自まつ毛とマツエクを接着させにくく、カールの角度の違いにより全体もバラついてしまう可能性があります。
マツエクの重みでカールが取れやすくなることも考えられるでしょう。
また、自まつ毛はパーマ液により痛んでいる状態です。マツエクを装着することでさらにダメージを与え、まつ毛が切れたり抜けたりしてしまうことになりかねません。
マツエクは緩めのデザインの方が持ちがよいとされますが、パッチリ感では物足りないといったジレンマがありますよね。
パリジェンヌラッシュリフトで自まつ毛を上げていれば、ゆるめのマツエクを使用しても白目に影ができず、パッチリとした印象に仕上げることもできます。
前述したようにダメージの少ない薬剤を使用しているので、マツエクと併用しても自まつ毛に負担をかけ過ぎてしまうこともありません。
パリジェンヌラッシュリフトが向いているのはこんな方
従来のまつ毛パーマと比較すると、メリットも多く見られるパリジェンヌラッシュリフト。その特徴ゆえに、向き・不向きもあります。
施術を受ける前に、自分には向いているかどうかを確認しておきましょう。
パリジェンヌラッシュリフトが向いている方
パリジェンヌラッシュリフトはどんな人に向いているのでしょうか?特に効果を感じやすいケースを解説します。
まぶたのたるみが気になる方
パリジェンヌラッシュリフトでは、ビューラーを使いにくい目尻や目頭のまつ毛もグッと立ち上げることができます。
そのため、まぶた全体がリフトアップし、目元が若々しい印象に。
自まつ毛を長く見せたい方
施術後に自分のまつ毛の長さに驚く方も多いのだそう。自まつ毛が短いと気にしている方は、パリジェンヌラッシュリフトの施術を受けることで新しい自分に出会えるかもしれませんね。
まつ毛へのダメージを抑えたい方
しかし、同時にまつ毛へのダメージも気になるところ。
マツエクと併用したい方
前述のように、パリジェンヌラッシュリフトはマツエクとの併用が可能です。
まつ毛が短い、ボリュームが足りないなどの悩みがある方は、パリジェンヌラッシュリフトの施術を受けたうえでマツエクを装着すれば、コンプレックスをカバーできるかもしれません。
パリジェンヌラッシュリフトが向いていない方
メリットばかりに見えるパリジェンヌラッシュリフトですが、人によってはイメージ通りに仕上がらないこともあります。
以下にあてはまる方は、施術を受ける際は慎重に。どのように仕上がるかなど、アイリストの方と事前によく確認しておきましょう。
まぶたに厚みがある方
まつ毛とまぶたが密着してしまうため、マスカラが塗りづらいといったデメリットも。
まぶたの重みが気になる方は、従来のまつ毛パーマでカールをつける方が向いているようです。
自まつ毛がまばらな方
まつ毛美容液などでケアしてから再施術に臨むことで、パリジェンヌラッシュリフトの効果をより実感できるかもしれません。
まつ毛パーマが向いているのはこんな方
まつ毛パーマも、まつ毛やまぶたの形状により、仕上がりに個人差が出ます。
まつ毛パーマの特徴を見ながら、向き・不向きを確認してみましょう。
まつ毛パーマが向いている方
まず、まつ毛パーマが向いているケースについて見ていきましょう。
従来のまつ毛パーマには、パリジェンヌラッシュリフトとは違った魅力があります。
その特徴を知るうちに、自分にはまつ毛パーマの方が向いているかも…と感じる方もいるはずです。
かわいらしいイメージに仕上げたい方
まつ毛パーマは、まつ毛全体のくるんとしたカールが特徴的です。
目元のインパクトよりもかわいらしさを優先したい方には、パリジェンヌラッシュリフトよりまつ毛パーマがおすすめ。丸みのあるロッドを使用すれば、よりキュートな雰囲気に仕上がります。
まつ毛に立体感がでるので、横からでも華やかに見えますよ。
カールの種類を選びたい方
カールの種類を選ぶことができるのも、パリジェンヌラッシュリフトにはないまつ毛パーマの特徴と言えます。
サロンではカウンセリングも行っているため、どのようなまつ毛パーマが似合うか分からない方でも安心です。
施術に時間を掛けたくない人
サロンにもよりますが、まつ毛パーマの施術にかかる時間はだいたい40分前後。パリジェンヌラッシュリフトの施術には1時間~1時間半かかります。
長時間の施術を苦痛に感じるという方はまつ毛パーマの方が向いているかもしれません。
まつ毛パーマが向いていない方
まつ毛パーマも、人によっては向いていないことがあります。施術をしてから後悔することのないよう、自分のまつ毛の特徴を見極めることが大切です。
まつ毛が短い方
まつ毛が短いと、選べるカールのデザインも限られてきます。
また、まつ毛が短くまぶたも厚いと、カールをかけても毛先部分が見えにくかったりと、思うようなイメージに仕上がらないことも。
まつ毛が痛んでいる方
自まつ毛の痛みが激しいと、まつ毛パーマがうまくかからないことがあります。
また、使用する薬剤によってはまつ毛がチリついたり、切れてしまうことも。
自まつ毛のダメージを感じている方は、まつ毛パーマの施術は避けた方が無難です。
期間を空けるなどして、まつ毛が回復するのを待ちましょう。
パリジェンヌラッシュリフトもまつ毛パーマも自まつ毛の状態が大事!
まつ毛を痛めないような生活習慣を心がける、自身でできるまつ毛ケアを行うなどして、健康な自まつ毛を育てていきましょう。
まつ毛を痛める悪習慣に気をつけよう
まつ毛はとても繊細なため、ちょっとした刺激でもダメージを受けてしまうことがあります。
まつ毛を痛めることになりうるのが、毎日のビューラーの使用。強く挟むことで、まつ毛が抜けたり切れたりしてしまいます。
ビューラーの使用はできるだけ控え、どうしても使う場合はまつ毛をそっと挟むよう意識してみてください。
また、目元をゴシゴシこする、うつぶせで寝る、といった行動もまつ毛を痛める原因となります。
思い当たる節がある方は、今日からでも悪習慣を改めましょう。
自まつ毛をもっと健康的に育てるには?
まつ毛をより健康的に育てたいという方は、毎日のルーティーンにちょっとしたまつ毛のお手入れを加えてみてはいかがでしょうか。
取り入れやすいのが、まつ毛美容液の使用。
まつ毛美容液は、毎日使うことでまつ毛にハリやコシを与えてくれます。まつ毛を伸ばす効果はないものの、自まつ毛が抜けにくくなることで、まつ毛が長くなった、増えたと感じることもあるよう。
また、目元をマッサージして血流をよくすることも、まつ育のひとつ。
お肌のお手入れが済んだら、眉毛の下や目の下、こめかみなど、気持ちいいくらいの痛さで押していきます。
目元はとてもデリケートなので、アイクリームなどを使いながら丁寧に行いましょう。
まつ毛を痛めないためにアフターケアも大切
まつ毛パーマは薬剤をまつ毛に塗って、カールをキープしています。何もしていないまつ毛に比べると、それだけで既にダメージになっていることは否めません。
刺激が少ないとはいえ、まつ毛に負担をかけているのはパリジェンヌラッシュリフトも同じです。
是非、まつ毛を傷めないためにアフターケアにも目を向けて下さい。
まつ毛用美容液を使う
まつ毛美容液を使うことで、保湿成分や育毛成分が効いて、よりメイク映えするまつ毛を目指すことが出来ます。まぶたをケアする成分が配合されているものも。
ピンとハリのあるまぶたになれば、まつげパーマの見栄えも良くなり、期待以上の効果が見込めます。
まつ毛は毛量としては少量ですが、美容液でまつ毛とその周辺のケアをすることで、一気に垢抜けることも出来るポテンシャルを持っているパーツです。
アイシャンプーを使う
まつげパーマのアフターケアで、アイシャンプーを使うのもとても効果的です。
馴染みのない方も多いアイシャンプーですが、その名の通り目を洗うためのアイテムで、健全なまつ毛の育成やドライアイの予防に役立ちます。
特に近年注目されているのは「まつ毛ダニ」を洗い流す効果。
ケアが行き届いていないまつ毛の生え際には、ダニが発生してしまうことがありますが、アイシャンプーを使えば汚れをスッキリ洗い流せます。
使い方も簡単なアイテムが揃っていますので是非参考にして下さい。
ロート製薬から発売されている「洗うまつ毛美容液シャンプー」という頼もしいアイテムです。 落としきれなかったアイメイクによる色素沈着や、まつ毛のダメージをケアしてくれます。 泡で出てくるタイプなので、面倒な泡立ては不要で摩擦レスというのも使いやすいポイントです。無香料・無着色なので敏感肌の方でも安心できる使い心地。粘り気の強い泡が、ラメなどの細かいアイメイクも残さずすっきり洗い上げます。 メディプロダクトという日本の会社が製造しているのがこちらのアイシャンプー。推薦している眼科医も多く、効果はお墨付きです。 メントールが配合されているため、非常にスッキリした使用感で汚れを落とすだけでなく、文字通りリフレッシュにも効果的。 涙と同じ浸透圧のアルカリ性なので、初心者でも目に沁みる心配がなく使い心地は抜群です。ヒアルロン酸などの保湿成分も高配合されているので、まつ毛自体をしっかり補強したい方にもおすすめ。メシル(mesiru)
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パリジェンヌラッシュリフトとまつ毛パーマの違いをご説明しました。
まつ毛パーマとパリジェンヌラッシュリフトの比較 | ||
種類 | 従来のまつ毛パーマ | パリジェンヌラッシュリフト |
まつ毛のカールのデザイン | まつ毛全体をカールさせる ロッドの種類が豊富 |
まつ毛を根元から立ち上げる ロッドは基本的に1種類 |
使用する薬剤 | 中には刺激の強い医薬部外品もあり | 刺激性の低い完全化粧品登録の薬剤 |
カールの持続期間 | 4週間~6週間 | 4週間~6週間(*落ち方がゆるやかなため体感的な持続期間はやや長め) |
マツエクとの併用 | 基本的に不可 | 併用可能 |
従来のまつ毛パーマと比較するとメリットも多く、近年人気となっているパリジェンヌラッシュリフトですが、まつ毛の状態やまぶたの形状などにより向き・不向きもあります。
施術前にはカウンセリングもしっかりと受け、パリジェンヌラッシュリフトとまつ毛パーマのどちらが自分に合っているか、よく検討してみてくださいね。