目元をぱっちりと華やかに魅せてくれるまつ毛パーマ。一度施術を行うと一定の期間上向きまつ毛が持続することから、すっぴんでも目元に自信が持てると人気の美容施術です。
しかし、まつ毛の生え変わりとともにまつ毛パーマは落ちてくるため、キレイなカールを維持するためには定期的なメンテナンスが必要になります。
そこで気になるのが、まつ毛パーマはどれくらいの間隔を空けてかけ直すべきなのかということ。
本記事では、まつ毛パーマの施術を行うのに最適な間隔について解説します。
間隔が短すぎたり長すぎたりした場合どのようなデメリットがあるのか、また、まつ毛パーマをより長持ちさせる方法についてもまとめてみました。
定期的にまつ毛パーマをかけている方、これからまつ毛パーマに挑戦しようと検討している方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
まつ毛パーマの最適な間隔
まつ毛パーマをかける際は、1カ月~1カ月半の間隔を空けることが最適とされています。
これには、まつ毛パーマによるまつ毛のダメージと、まつ毛の毛周期が関係しています。
まつ毛パーマは、パーマ液でまつ毛の内部結合を一度切断し、違う形で再結合させることでカールを形成しています。
まつ毛への負担の少ない薬剤が主流となってきてはいるものの、自まつ毛に多少なりともダメージを与えてしまうことは否めません。
そこで、まつ毛パーマのかけ直しを行うには、まつ毛の毛周期を考える必要があるのです。
まつ毛は大体3カ月~4カ月の周期で生え変わっています。
髪の毛と同じで、まつ毛が成長して、抜け落ち、新しく生えるというサイクルを繰り返しているのですね。
施術から1カ月~1カ月半経てば、毛周期により約半分のまつ毛が生え変わった状態に。また、まつ毛が成長することで、まだ残っているまつ毛もカールの位置が変わってきています。
この時期にまつ毛パーマをかけ直しても、同じまつ毛の同じ位置に薬剤のダメージが加わる心配はありません。
まつ毛の毛周期には個人差があるため、まつ毛パーマをかけ直す間隔も人によって前後します。
視覚的な目安としては、まつ毛の半分以上が生え変わっていると感じたら、かけ直しをおこなってもよいでしょう。
まつ毛パーマをかける間隔が短すぎるとどうなる?
まつ毛パーマをかける間隔が短いと、次のような悪影響が考えられます。
- まつ毛パーマのもちが悪くなる
- まつ毛が切れたり抜けたりする
それぞれ詳しく解説していきますね。
まつ毛パーマのもちが悪くなる
まつ毛パーマをかける間隔が短いと、かえってもちが悪くなってしまうことがあります。
まつ毛パーマは自まつ毛に少なからずダメージを与える行為です。まつ毛にダメージが残っている状態でさらにまつ毛パーマをかけると、痛みが蓄積されてしまいます。
パーマをかけるための材料としても不足しているため、カールがかかりにくかったりもちが悪くなったりしてしまうのです。
まつ毛が切れたり抜けたりする
まつ毛が切れたり抜けたりしてしまうことも、まつ毛パーマをかける間隔が短いことによる弊害のひとつ。
短期間に繰り返しまつ毛パーマをかけると、まつ毛のタンパク質が変性し切れ毛を招くことがあります。また、ダメージが蓄積されることで、まつ毛そのものが抜けてしまうこともあるでしょう。
切れたり抜けたりしたまつ毛は、生え変わらない限り元には戻りません。
適切な間隔を空けないまつ毛パーマの施術は、かえって見栄えを悪くすることになってしまうのです。
まつ毛パーマをかける間隔が空きすぎるとどうなる?
まつ毛パーマをかける間隔が短いと自まつ毛に悪影響があることは理解いただけたかと思います。
まつ毛の健康を考えると、まつ毛パーマをかける間隔はできるだけ空けるべき。
しかし、デザイン性や機能性といった観点から見ると、間隔の空けすぎも考えものなのです。
デザインが崩れる
まつ毛パーマをかける間隔が空きすぎると、デザインが大きく崩れてしまいます。
まつ毛のバラつきが気になり始めるのは、施術後3週間ほどしてから。
全てのまつ毛が完全に生え変わるには約3カ月かかるため、その間デザインが崩れてしまうのは避けられません。
施術後1カ月~1カ月半ほどはなんとかカバーできないこともありませんが、時間を追うごとに、バラついた印象はより顕著になります。
ビューラーを使うくらいなら、適切な間隔でまつ毛パーマをかけた方がまつ毛への負担を抑えることができます。
デザイン性を保つためにも、ある程度の期間でのまつ毛パーマのかけ直しは必須となるでしょう。
逆さまつ毛などをカバーできなくなる
まつ毛パーマの間隔が空きすぎると、逆さまつ毛をカバーできなくなり目元に違和感が生じることがあります。
そもそも逆さまつ毛とは、本来はまぶたの外側に向かって生えるはずのまつ毛が内側を向いて生えている状態。
そういったトラブルや不快感を解消するために、まつ毛パーマをかける人も少なくありません。
逆さまつ毛を根本的に改善するには手術が必要になることもありますが、まつ毛をカールさせるまつ毛パーマでも対処方法になり得るのです。
しかし、まつ毛パーマの施術からしばらく経つと、カールの角度が変わったり新しくまつ毛が生えてきたりすることで、逆さまつ毛をカバーしきれなくなります。
施術から日が経つほどに、目元に不快感は大きくなるでしょう。
まつ毛の痛みが気になるときは間隔を空けてみても
デザイン性や機能性も大切ですが、まつ毛の痛みが気になるのであれば、まつ毛パーマの間隔をしばらく空けることも必要です。
使用する薬剤や施術者の技術力によっては、まつ毛パーマの施術により自まつ毛がひどく痛んでしまうことも充分あり得ます。
施術後にまつ毛の切れ毛や抜け毛が気になるようであれば、次の施術までいつもより期間を空けてみてください。
前述しましたが、まつ毛が完全に生え変わるまでにかかる時間は約3カ月。
全てのまつ毛が生え変わるのを待てば、自まつ毛へのダメージがリセットされた状態で再施術に臨めると考えられるでしょう。
まつ毛パーマを長持ちさせるポイント
まつ毛パーマをかける間隔として最適なのは、1カ月~1ヵ月半。
それに近い期間まつ毛パーマを長持ちさせることができれば、「早くかけ直したい!」とヤキモキすることもなくなると言えます。
まつ毛パーマを長持ちさせるためには、以下のポイントに気をつけてみてください。
目元を擦らないようにする
まつ毛パーマをかけた後は、目元を擦らないようにしましょう。
目元を擦ると、摩擦でまつ毛が痛み、カールが取れやすくなる原因に。
朝起き掛けや目がかゆい時、クレンジングをする時など、日常的に目元を擦りがちだという方は、まつ毛パーマのもちが悪くなってしまうのです。
また、まつ毛が痛むと、切れ毛や抜け毛を引き起こしてしまうことにもなりかねません。
まつ毛パーマのデザイン性をキープし、まつ毛そのものの健康を保つためにも、意識して習慣を改めるようにしてくださいね。
まつ毛を濡らしたままにしない
まつ毛を濡らしたままにしておくことも、まつ毛パーマのもちを悪くしてしまいます。
まつ毛パーマを施術した当日は、すぐにお風呂に入らないように言われますよね。
これは、お風呂の蒸気でまつ毛のカールが取れてしまうのを防ぐため。まつ毛パーマは、水分に弱いという性質があるのです。
まつ毛パーマを濡らすとカールが取れやすくなるのは、施術当日に限ったことではありません。
洗顔後や汗をかいた時など、目元が濡れたらこまめに水分を拭き取るよう気をつけましょう。
なお、まつ毛に負担をかけないようにティッシュなどで優しく拭くのがおすすめです。
まつ毛美容液を使用する
まつ毛美容液の使用も、まつ毛パーマを長持ちさせるために有効です。
まつ毛が痛んでいるとまつ毛パーマのもちが悪くなることについては前述しましたね。
まつ毛美容液には現時点でのまつ毛のダメージをケアし、汚れや紫外線といった刺激からまつ毛を守るという効果があります。
使い続けるほどに健康的なまつ毛を目指せるため、まつ毛パーマのもちもよくなるのです。
まつ毛パーマのバラつきが気になるときの対処法
「まつ毛パーマが取れてきたけど、かけ直すまではまだ期間がある…」そんな場合は次の対処法を試してみましょう。
まつ毛のバラつきを改善し、カールを復活させる応急処置的テクニックを伝授します。
まつ毛をコームで整えてブローする
まつ毛パーマがバラついてきたら、まつ毛を濡らしてからコームで整え、冷風でブローすることで、ある程度まとまりを出すことができます。
イメージとしては、髪の寝グセを直す方法にも似ていますね。
まつ毛の毛流れが整うことで、バラついた印象はそれなりに改善するでしょう。
このひと手間で、のちのマスカラなども塗りやすくなります。
まつ毛に負担をかけないよう、丁寧に行うことを心がけてくださいね。また、まつ毛用ドライヤーを使用すれば、まつ毛に与える負担も最小限にとどめることができます。
マスカラを塗って、まつ毛の根元を指で押し上げる
カール感が足りないときは、マスカラを塗った後、乾く前にまつ毛の根元をそっと指で押し上げてみてください。
指の体温がまつ毛に伝わり、ホットビューラーをかけたようにまつ毛の角度を上向きにすることができます。
ビューラーのようにまつ毛に圧力をかけることもないので、まつ毛を痛める心配もありません。
まつ毛美容液で整える
マスカラを塗る前に、コーティング剤としてまつ毛美容液を塗ることもおすすめです。
まつげ美容液の中には、カールキープ効果があるものもあります。マスカラの前にひと塗りすれば、まつ毛パーマのカール感を再現することも期待できるはずです。
もちろん、まつげ美容液にはまつ毛のダメージケア効果もあるので、一石二鳥の働きをしてくれますよ。
まつ毛パーマをかける間隔として、最適な頻度について解説しました。
- まつ毛パーマは1カ月~1ヵ月半の間隔を空けてかけ直す
- 間隔が短すぎるとまつ毛へのダメージが蓄積され、かえってまつ毛パーマのもちが悪くなる
- 期間を空け過ぎるとデザイン性や機能性を損なうこともある
まつ毛の毛周期やダメージ具合は人によって異なるため、かけ直しのタイミングを見極めるには自まつ毛の状態をしっかりと把握する必要があります。
まつ毛が痛んでいると感じるなら、再施術までの期間を空けることも検討してみてください。また、次の施術のタイミングまでできるだけまつ毛パーマをキープできるよう、日頃のまつ毛ケアも取り入れてみましょう。