サロンでの施術よりも安い、自分の好きな時間に行えるなど、魅力的な点も多いセルフまつ毛パーマ。使用する道具や薬剤は、キットとしてネット通販などで販売されています。
しかし、中には間違えてロッドとパーマ液だけを購入してしまったり、グルーだけ先に使い切ってしまったり、キットに入っていたグルーの臭いがきつくて使用をためらってしまったりといった経験をする人も。
そんなとき、グルーの代わりに使えるものがあれば助かりますよね。
そこで今回は、グルーの代用品として使えるアイテムについてご紹介します。
代用品を使う際の注意点や、セルフでまつ毛パーマをかける手順もチェックしておきましょう!
まつ毛パーマでグルーの代用になるもの
まつ毛パーマのグルーの代わりに使えるとされているのは、次の2つ。
- アイプチ用ののり
- つけまつ毛用ののり
それぞれの特徴を見ていきましょう。
アイプチ用ののり
ひとつめの代用品のして挙げられるのが、アイプチ用ののり。
アイプチ用ののりはもともとまぶたに使用するアイテムです。そのため、ロッドを取りつける際でも、まぶたに違和感なく塗りやすいというメリットがあります。
ただし、アイプチ用ののりはグルーと比較すると剥がれやすく、まつ毛をうまく固定できないことも考えられます。まつ毛が太い、ハリがあるといった方は、特にその傾向が強いでしょう。
つけまつ毛用ののり
つけまつ毛用ののりを、まつ毛パーマのグルーの代用品として使用している人もいます。
つけまつ毛用ののりはアイプチ用ののりよりも接着力が高く、まつ毛をロッドにしっかりと固定することができます。
落としやすいもの、低刺激のものであれば、肌への刺激も気にせず使用できるでしょう。
グルーの代用品を使うときの注意点
アイプチ用ののりにしろ、つけまつ毛用ののりにしろ、グルーの代用品として使用する場合にはいくつかの注意が必要です。
グルーと同じ感覚で使おうとすると思わぬトラブルを引き起こしかねないため、以下のポイントはしっかりと確認してくださいね。
粘着力を確認する
まず第一に、グルーの代用品の粘着力を確認すること。
あまりにも粘着力が強すぎると、ロッドからまつ毛が取れにくく、剥がす時に力をかけてしまいます。まつ毛が抜けたり切れたりしてしまう原因にもなるため、特に注意しなければなりません。
グルーの代用品がサラサラしている、なんだか水っぽいといった場合は、このような可能性も視野に入れておきましょう。
肌に合うかどうか確認する
グルーの代用品が肌に合うかどうかを確認することも大切です。
これは、代用品に限らずグルーそのものについても言えることですね。
肌質によっては、グルーはもちろんアイプチ用のりやつけまつ毛用のりで炎症を起こすこともあります。
炎症によって、施術後まぶたが赤くなったりかゆくなったりしてしまったら、せっかくのまつ毛パーマも台無しですよね。
たとえいつもは問題なくても、体調によって肌のコンディションが変わると、ちょっとした刺激で炎症を起こすこともあります。
肌が荒れている、生理中であるなど、肌が不安定な場合は、まつ毛パーマをかけるのはしばらく我慢した方が賢明です。
グルーの代用品を使ったまつげパーマのかけ方
グルーの代用品を使ってまつ毛パーマをかける際は、以下の手順で行います。
- 洗顔で目元の汚れを落とす
- ロッドにグルーの代用品でまつ毛を固定する
- パーマ液の1液を塗る
- パーマ液の2液を塗る
- まつ毛をロッドから取り外す
基本的には普通のまつ毛パーマをかける時の手順と同じと考えてかまいません。
各工程の注意事項を詳しく解説していくので、はじめてセルフでまつ毛パーマをかけるという方も目を通しておいてくださいね。
洗顔で目元の汚れを落とす
まずは、洗顔により目元の汚れを落とします。
メイク汚れや皮脂汚れがまつ毛に残っていると、パーマ液の浸透を妨げてしまいます。まつ毛パーマをしっかりとかけるには、目元を清潔に保つこともとても重要なのです。
洗顔では落としきれない汚れや毛穴のつまりもしっかりと洗浄できるため、パーマのかかり具合もよくなります。
アイシャンプーについては後ほど詳しく説明しています。おすすめのアイテムも紹介しているので、興味のある方は参考にしてみてください。
ロッドにグルーの代用品でまつ毛を固定する
グルーの代用品でロッドをまぶたに貼りつけ、さらにロッドにまつ毛を固定していきます。
まつ毛パーマのデザインが決まる大事な工程です。焦らずに、まつ毛を1本ずつ丁寧に貼っていきましょう。
グルーの代用品の出番はここで終わりです。
パーマ液の1液を塗る
まつ毛をロッドに固定したら、パーマ液の1液を塗っていきます。
注意したいのは、パーマ液を塗ってからの放置時間です。放置時間が長すぎると、まつ毛が必要以上にダメージを受けてしまい、まつ毛の縮れや切れ毛を引き起こしてしまうことも。
まつ毛が太い人、初めてまつ毛パーマをかける人は放置時間を2~3分長くとった方がよいとも言われますが、まつ毛の状態を見極めながら慎重に行ってくださいね。
また、まつ毛の毛先はより繊細であるため、ダメージを防ぐためにパーマ液を毛先まで塗らないことも覚えておいてください。
パーマ液の2液を塗る
1液の放置時間が経過したら綿棒などで拭き取り、次はパーマ液の2液を塗っていきます。
2液の役割は、1液で切断したまつ毛内部の結合を再結合すること。ここでロッドのカールを固定しているのです。
2液も1液と同様、放置時間を守ることや毛先まで塗らないことに気をつけましょう。
まつ毛をロッドから取り外す
2液の放置時間が経過したら綿棒などで拭き取り、まつ毛をロッドから取り外します。
このとき、無理やり剥がしたり擦ったりしてしまうのはNG。水を含ませたコットンでグルーの代用品を溶かせば、自然とまつ毛が外れるはずです。
なかなか取れない場合は、お湯を含ませたコットンを使用するなど、対処してみてください。
まつ毛をロッドから外したら、同じようにまぶたとロッドも外していきます。
最後に、まつ毛やまぶたに残ったグルーの代用品を優しく拭き取れば、セルフまつ毛パーマの施術は終了です。
グルーの代用品はまつ毛を痛める?
グルーの代用品は、まつ毛を痛める場合があることも頭に入れておきましょう。
とはいっても、アイプチ用ののりやつけまつ毛用ののりが、パーマ液のようにまつ毛そのものにダメージを与えるわけではありません。
グルーの代用品の粘着力が強すぎたり、使う量が多すぎたりすると、まつ毛を外す際やまつ毛に残ったテクスチャーを拭き取る際に力をかけることになってしまいます。
その結果として、まつ毛を痛めてしまうのです。
代用品だからこそ、グルーとしての適切な使用量の目安や正しい使い方があるわけではありません。
使い方に正解がない以上、まつ毛にダメージを与えるリスクが高いことは覚悟しなければならないのです。
アフターケアでまつ毛を労わろう
セルフまつ毛パーマに使用する薬剤は、サロンの施術で使うものよりも刺激の強いことがほとんどです。
また、プロの施術よりテクニックで劣ることは言うまでもなく、その分自まつ毛へのダメージも大きくなります。
サロンであればまつ毛のトリートメントなどのメニューもありますが、自宅ではサロン並みのトリートメントアイテムを用意することはむずかしいですよね。
そこで重要になってくるのが、まつ毛のアフターケア。
自まつ毛のダメージを補修し、まつ毛をこれ以上痛めることのないよう、アフターケアにも目を向けてみましょう。
まつ毛用美容液を使う
アフターケアとして取り入れやすいのが、まつ毛美容液の使用です。
まつ毛美容液には保湿成分や補修成分が配合されており、ハリ・コシのあるまつ毛を目指すことができます。
ダメージが改善されることでまつ毛パーマの持ちもよくなり、カールを長くキープすることも可能に。
ピンとハリのあるまぶたになれば、まつげパーマの見栄えも良くなり、期待以上の効果が見込めます。
アイシャンプーを使う
セルフまつ毛パーマをかける手順の説明でも少し触れましたが、アイシャンプーは目元の汚れを洗浄してくれるアイテムです。
アイシャンプーはまつ毛パーマ施術前の下準備としてだけでなく、アフターケアにもその効果を発揮します。
アイシャンプーの使用により毛穴の汚れが落ちることで、自まつ毛がより健康に育つための土台が仕上がります。
また、まつ毛や毛穴が清潔になれば美容成分も浸透しやすく、まつ毛美容液の効果もさらに期待できるのです。
こすらずに目元を洗えるという点では、まつ毛パーマを長持ちさせることにも繋がるでしょう。
まつ毛美容液と比べるとまだなじみはありませんが、目元の健康や美容を意識するなら、ぜひとも手元に置いておきたいアイテムです。
メシル(mesiru)
ロート製薬から発売されている「洗うまつ毛美容液シャンプー」という頼もしいアイテムです。
落としきれなかったアイメイクによる色素沈着や、まつ毛のダメージをケアしてくれます。
泡で出てくるタイプなので、面倒な泡立ては不要で摩擦レスというのも使いやすいポイントです。無香料・無着色なので敏感肌の方でも安心できる使い心地。粘り気の強い泡が、ラメなどの細かいアイメイクも残さずすっきり洗い上げます。
アイシャンプーリフレッシュ 95ml
メディプロダクトという日本の会社が製造しているのがこちらのアイシャンプー。推薦している眼科医も多く、効果はお墨付きです。
メントールが配合されているため、非常にスッキリした使用感で汚れを落とすだけでなく、文字通りリフレッシュにも効果的。
涙と同じ浸透圧のアルカリ性なので、初心者でも目に沁みる心配がなく使い心地は抜群です。ヒアルロン酸などの保湿成分も高配合されているので、まつ毛自体をしっかり補強したい方にもおすすめ。
クレンジング方法に気をつける
アイシャンプーはただ使えばいいというわけではありません。まつ毛のダメージを意識するなら、使い方にも気をつける必要があります。
アイシャンプーを使う際は、なるべくキメの細かい泡を立て、まぶたやまつ毛の生え際を泡で撫でるように洗っていきましょう。
汚れをしっかり取ろうとするあまり、ゴシゴシと擦ってしまうのは絶対にNG。まつ毛パーマが取れたり、まつ毛が傷んでしまう原因となります。
楽だからと言って、顔全体を同じクレンジングで一気に落とそうとするのは止めましょう。
洗顔後はまつ毛の水分を優しく拭き取り、濡らしたままにしないことも大事なポイントです。
まつ毛パーマのグルーの代用品となるもの、代用品を使うときの注意点について紹介しました。
- グルーの代用品となるのはアイプチ用ののりやつけまつ毛用ののり
- 代用品を使うときは粘着力や肌との相性を確認する
- セルフまつ毛パーマをかけた後はまつ毛美容液などでアフターケアを
グルーの代用品となるアイテムは身近にありますが、まつ毛パーマに用いる前には必ず使用感を確認するようにしましょう。
代用品はあくまでも代用品です。まつ毛パーマでの使用を前提にはしていないという認識を忘れずにいてくださいね。また、セルフでまつ毛パーマをかけるのであれば、アフターケアも大切です。適切なケアで健康的なまつ毛をキープできれば、目元のオシャレももっと楽しくなりますよ。